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カオスの国、タイ|出発~カオサン通り

 

はじめに

久方ぶりのブログ更新である。というのも、GWを使って微笑みの国タイに1週間ほど行っていたからである。私個人の総括としては、微笑みの国というよりカオスの国の方がしっくり来る。これから少しずつ、そんなカオスな旅の記録を書き起こしていこうと思う。この記事を読んで、タイに行ってみたいと思う人がいれば嬉しい。

 

きっかけ

なぜタイに行ったのか。それは、友人K嬢が現在タイに住んでいるからである。K嬢は行動力が53万あり、会うたびに何かしらの話題や変化を嬉しそうに話してくれる。そんな彼女の近ごろ最もホットな話題が、タイ移住なのである。

タイ楽しいから来てよー!知り合いがアテンドしてくれるからさー!

(いつか)行きたーい!

GWに行っちゃえばいいんじゃない?俺も一緒に行きたい!

という訳で、なぜかパートナーがノリノリになってしまいタイに行くことになったのだ。出発の2週間前に航空券を取るという突発ぶりだ。なお、パートナーは航空券を取った翌日に「本当に大丈夫かな…。」と言っていた。航空券を取ったあの瞬間、彼に別人格が舞い降りていたのかもしれない。

 

出発

荷造りを2、3時間で済ませ、4月29日土曜日に東京・成田(NRT)からバンコクスワンナプーム(BKK)に発った。利用した航空会社は、マレーシアのLCCであるエアアジアだ。成田からスワンナプームに行くためにはエアアジアのカウンターで航空券の発行を済ませなければならないらしく、長蛇の列となっているカウンターに並んだ。列には日本人もいたが、ほとんどがタイ人のように見えた。

航空券を受け取った後、ポケットWi-Fiを受け取りに出発ロビーに向かった。ポケットWi-Fiは『海外WiFiレンタル【WiFiBOX】』というサービスを使った。Webで予約さえすれば、空港の出発ロビーでのレンタル、到着ロビーでの返却が無人で完結するので非常にスピーディーだ。モバイルバッテリー機能も付いている。現地での接続も非常に良好だった。

保安検査、出国審査を済ませていざ搭乗。14:00ごろに出発し、着いたのは19:00ごろ(日本時間では21:00なので、実際は7時間ほどかかっている)だ。航空機内でなかなか眠りにつけず、この時点で疲れがあったが、この後より一層疲れる場所に行くことになる。

 

爆音と葉っぱの匂いが支配するカオサン通り

スワンナプーム到着後、K嬢の知り合い(見た目が大黒様に似ているので、以降『大黒さん』と呼ぶことにする)が取ってくれたホテルに向かった。そのホテルがある場所が『カオサン通り』とのことだったので、空港からタクシーでカオサン通りに向かう。K嬢曰く、基本的にタイのタクシーはぼったくりなのだが、空港のタクシーはちゃんとしているとのこと。タクシーに乗り込み、ホテルの場所をGoogleマップで見せて伝える。運転手が何か言ったが、タイ語なのか英語なのかすらも分からない。困っていると、運転手がスマホのメモ帳に『600』という数字を書いて見せてきた。600バーツでどう?ということだろう。現在、1円は4バーツほどなので、600×4=2400円ということになる。スワンナプームからカオサン通りまでは1時間ほどかかるので、1時間で2400円はかなり良心的だ。即OKした。運転はかなりスピードが出ていた。

カオサン通りのすぐそばの道で降ろされた。カオサン通り歩行者天国になっていて、車が入れないからだ。運転手にお礼を言い、タクシーの扉を開ける。その瞬間、ものすごい爆音と、嗅いだことのない植物のような薬のような匂いが耳と鼻を支配してきた。なんだこれは、という状態である。事前にK嬢がこんなことを言っていた。

カオサン通りはねー、街全体がクラブみたいなの!

そうなんだー!(K嬢は誇張して教えてくれてるんだろうな。そんな街、あるはずないわ。)

そんなことを思っていたのだが、嘘偽りのない真実だったことが分かってしまった。日々ナイトクラブやライブハウスに行き慣れている人なら問題ないのだろうが、私のような引きこもり陰キャにはものすごい衝撃だった。本当に、街全体がクラブ。耳を塞いでも、内臓を突き上げるような低音がドゥン、ドゥンと伝わってくる。通りには謎の匂いが充満していて、タイの蒸し暑い気温に人の熱気が合わさって、鼻孔にねっとりとまとわりついてくる。後でK嬢に聞いたら、これは日本では禁止されているいけない葉っぱの匂いらしかった。通りのそこかしこに、音楽を奏でたり葉っぱを売ったりしている人がいた。通りは客引きと主に西洋人の観光客でぎゅうぎゅうで、人々がお酒を飲んだり踊ったり喧嘩したりしていた。興味のある人はYoutubeで調べてみてほしい。着いて早々、もう帰りたいと思った。

人と車の波

人と車の波

そんな気持ちでホテルに着くと、K嬢がフロントまで迎えに来てくれた。大黒さんとK嬢の妹と合流し、カオサン通りを練り歩く。相変わらず居心地の悪い空間なのだが、K嬢や大黒さんというパリピがそばに居ると何となく楽しい気持ちになっていく。なお、今回の旅のメンバーの関係性は以下である。旅なんてそんなものだよね。

相関図

相関図

通りでは謎の美味しい肉を味わったり、素材そのままのグァバジュースを飲んだりした。練り歩いた後は、爆音と激臭が支配する街中でフットマッサージを受けた。こんな体験は、少なくとも日本ではできないだろう。フットマッサージは普通に激痛で何日か痛みが残ったし、私の隣でパートナーが悶え苦しみ、その様子をお店の人が楽しんでいたのがおかしかった。爆音は相変わらずだったが、K嬢が貸してくれた『AirPods Pro』をはめると、優れたノイズキャンセリング機能によりだいぶましになった。次にカオサン通りに行くときには持っていきたい。

謎の美味しい肉、グァバジュース

私の足

私の足

ホテルに帰ってきたころには24:00を過ぎていた。次の日の7:00にまた飛行機に乗って、チュムポーンというガイドブックに載っていない場所に行く。なけなしの睡眠を取ろうとベッドに腰を下ろすと、傍らに耳栓が置いてあった。大黒さんが取ってくれたホテルは、カオサン通りの中心地にあった。すなわち、ホテルの中にいても重低音を味わえる。こんな体験、少なくとも日本では(割愛)。参考までに、我々が泊まった『カオサンパレス』のGoogleレビューをご覧あれ。

 

まとめ

カオサン通りは本当に街全体がクラブだった。

 

次回、癒しのチュムポーン編はこちら

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今週のお題「何して遊ぶ?」