採用面接で気を付けたいこと、面接担当者に気を付けてほしいこと
面接の感触と合否
先週末から今日にいたるまで、転職のための面接を5社受けた。休職中だからこそできるハイペースっぷりだ。我ながらうまい休職期間の使い方だと思う。ただ、今月から外部のリワークプログラムに参加し始めたこともあり、働いているときと同じかそれ以上の疲労感がある。午前中はリワークプログラムに参加し、すぐに帰宅し午後は面接。どちらも知らない人に会うイベントだから、まぁ疲れる。よくやってるね、自分。
先ほど、5社目の面接を終えた。感触は五分五分、どちらかというと悪い。ただし、この感触というやつはどこまであてになるのか正直分からない。例えば以下の感触があったとする。
- A社:経歴や強み弱みについて淡々と聞かれる。こちらの回答に対する先方からのフィードバックはなし。
- B社:経歴はもちろん、趣味などパーソナルな部分も聞かれる。そのうえで、「コミュニケーション能力はばっちりですね!」とか、「現職では中枢のメンバーとして活躍されていたことが分かります!」とか、「希望年収は確実に叶えられます!」とか、とにかくいいフィードバックをくれる。
皆さんは、どちらの会社に受かりそうだと思うだろうか。私はB社だと思った。とにかく褒めてくれるので、相当欲しがってくれてるんだ~と舞い上がってしまった。
察しのよい方は気付いただろう。そう、実際の結果は以下だった。
- A社:合格
- B社:お見送り
いや、なんで?と突っ込まずにはいられない。B社、あの褒め褒め攻撃はなんだったんだい。訳が分からないよ。私が使っている転職エージェントは、丁寧なことにお見送りの理由を添えてくれた。
コミュニケーション能力も高く優秀で粘り強く責任感がある方とお見受けしました。
しかしどちらかというと弊社のようなマルチで業務が降ってくる環境よりは、
きちんと一つ一つ丁寧に進めていく業務の方が合っていると判断しました。
この文章から判断するに、
- 面接で褒めた点:経験
- お見送りの理由:社風や業務スタイルに合わない
ということだろう。B社、やってくれますなぁ。まさか褒め褒め攻撃の裏で、社風との相性をジャッジされているとは。こちとらすっかりその気になってしまいましたよ。
気を付けたいこと、気を付けてほしいこと
求職者としては今後以下に気を付けたい。
- 褒められたとしても、それはあくまで個人の経験に対してのもので、企業との相性を加味していないこともある。褒められた=合格ではない。
- 経験を褒められたことは事実なので、誇りを持とう。
そして、できれば面接担当の方も以下に気を付けてほしい。求職者、困惑しちゃうから。
- 褒め上手は封印してほしい。
- 褒めるなら企業との相性も加味した上で褒めてほしい。
次に進もう
ただ、B社はとてもいい会社だ。私自身の経験を肯定してくれた上で、お互いにミスマッチにならないようにお見送りしてくれたからだ。お見送りになったのは残念ではあるが、経験不足ではなく、あくまで社風が合わなかったのだと前向きになれた。さぁ、次の会社に進もう。