選択的会社員

うつ、休職を経たアラサーOLが会社員生活の中で感じるひそやかな幸せ

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どうぞご自由に

最近、転職活動が本格化している。書類を出してから1週間ほど経って、現状は以下のようになっている。

  • 応募総数:43社
  • 書類通過:7社
  • 書類落ち:20社
  • 回答待ち:16社

休職中なので、採ってくれるところが少ないと踏んで多めに出している。実際、5社ほどは『休職中の方は受け入れられない』という理由で落ちている。それってスキルはいいけど...ってコト!?とポジティブに捉えて、将来ちゃんと復職したら改めて御社を受けるね!と心の中でにんまりしている。

今週の金曜日が初の面接日だ。緊張しているのだろう、近ごろ変な時間に目が覚める。明け方の3時とか4時とか。まだ始まってもないのに、落ち着けよ自分。新卒のときよりもちゃんと対策をしているし、正直に素直に望むしかないのだから。何よりも、別に受からなくても現職という居場所があるのだから。

頭の中でぼんやりと面接対策を問答していたら、『ご自由にお取りください』と書かれたメッセージカードが視界の隅に飛び込んできた。通過しそうになるも、足を止める。植物たちが置かれていたからだ。この地に越してきてから3か月ほどだが、こんなことは初めてで驚いた。以前は今よりも郊外に住んでいたのに、まさかこんなところで『ご自由にお取りください』に出くわすとは。

花が咲いているものもあったが、葉っぱの丸い形や茎のつる性っぽいひょろひょろとした姿に惹かれて、この子を持ち帰ってきた。種類が分からない。Googleレンズに見せたら『タイム』とのことだが、タイムっぽい香りがしないどころか、無臭。よく見ると、ブロッコリーのような小さなつぼみが付いている。

命名”ナゾノクサ”

命名ナゾノクサ

転職活動も、こんな風に気に入ってくれる人がひょいと選ぶようなものだと思っている。つまりご縁。だから焦らず、変に取り繕わず、ありのままの姿で臨みたい。謎の草でも気に入る人がいるんだから、というのは都合がいいか。