選択的会社員

うつ、休職を経たアラサーOLが会社員生活の中で感じるひそやかな幸せ

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子どもができたらパートナーとの関係は悪くなる?

パートナーの不在

昨日の昼から今日の夜にかけて、パートナーが家にいない。
出張で九州に行っているからだ。
 
結婚してからはや一年になるが、思い返せばずっとパートナーと一緒だった。
家に一人だけなんていうのは、だいぶ久しぶりのこと。
 
昨日の昼にパートナーを玄関先で見送り、家事をこなす。
夜ご飯はサッポロ一番みそラーメン。
一人分のご飯なんて、もう作る気にはなれない。
一人暮らしのときは海鮮丼とか作ってたけど、マメだったなぁ。
 
私がお風呂を上がるころ、パートナーから連絡が入る。
美味しそうなお店の定食と、綺麗なビジネスホテルの写真。
いいなぁなんて思っていたら、あぁ今夜わたしは一人で寝るんだと当たり前のことに気が付く。
 
なんだか寂しくなってきたので、パートナーにお願いし、テレビ電話をする。
私達は付き合い始めてすぐ、遠距離恋愛をしていた。
一年と少しだったか。
その頃は、よくこうやってテレビ電話をしていた。
この雰囲気、懐かしいね、久しぶりだねなんて会話から始まる。
あまり長電話をして夜更かしさせるのも悪いので、20分ほどで電話を切る。
 
その後就寝しようとしたのだが、家事やテレビ電話の際にがぶがぶと飲んだアイスティーのせいか、はたまたいつもと違って一人で寝るからか、まったく寝付けなかった。
11時に布団に入って、結局4時頃までうだうだしてしまった。
暗がりの中でぼんやりと見る隣に、誰も人がいないのは心もとない気がした。
 
そして今朝。
自然に目が覚めると、時刻は12時34分。
大寝坊である。
6時半にアラームをかけていたのだが、止めた記憶すらない。
パートナーがいないと、私は起きることもできないらしい。
 
行く予定だったヨガの予定をキャンセルし、朝入っていたパートナーからの連絡に返事をする。
今起きました、なんて間抜けな返信に、よく寝たねとパートナー。
この人のこういうのほほん、としたところにいつも助けられる。

 

奥さんは子どもが出来たら人が変わる?

久々のパートナーの不在を通して、彼の存在の大きさを噛み締めるとともに、いつまでこの気持ちが続くのだろうと思う。

会社の男の先輩がみな口を揃えて言うからだ。

「奥さんは子どもが出来たら人が変わるよ」と。

「たまさんだから言うんだけど」と切り出してくれた男の先輩は、なんと「奥さんは別の生き物になった」とまで言っていた。

将来的に子どもは欲しいが、この気持ちが冷めるのは怖い。

 

そんなうっすらとした不安を感じていると、ある本で見つけた言葉を思い出した。

最近読んでいる『+1cm(プラスイッセンチ)たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える』という本の一節だ。

韓国の本で、柔らかいタッチのイラストとともに短文が綴られている。

すらすらと読める割に、ものによっては深く響く言葉があって。

『私は私のままで生きることにした』が好きな人にはハマると思う。

1.

良いことを予想してて 良いことがあったとき

良いことを予想してて 悪いことがあったとき

 

2.

悪いことを予想してて 良いことがあったとき

悪いことを予想してて 悪いことがあったとき

 

このうち、楽しい気分になるのはいつだろう?

1.では3回

2.ではたった1回だ。

悪く考えていればがっかりしないから、と良く考えることを禁止していた私。

一応理系なので、こう数で言われると納得してしまいそうになる。

パートナーとのことだけは、良い風に考えることを許してもいいかもしれない。

できるだけ楽しく、これからも一緒にいたいと思うから。

 

 

「あなたと私、2人だけ。」

私の朝のアラームは、少し前からそんな願いを込めた曲にしている。