カオスの国、タイ|癒しのチュムポーン
タイ滞在2日目の記事です。1日目はこちら。
sentakutekikaishain.hatenablog.com
ドンムアン空港(DMK)からチュムポーン空港(CJM)へ
早朝5時ごろに起きて、タクシーでドンムアン空港へ向かう。カオサン通りの中心地にあるホテルでは、やはりあまりよく寝られなかった。耳栓があれど、重低音が容赦なく横たわった体に響いてくるからだ。そのお陰で、ドンムアン空港からチュムポーンまでの1時間のフライトが数分のように感じられた。それは他のメンバーも同じのようだった。前に座る彼女らの頭が、ヘッドレストから大きく逸脱している様子が断片的に記憶に残っている。
Saphli Beach
8時過ぎにチュムポーンに到着し、そのままビーチに向かう。
チュムポーンのビーチは、沖縄のビーチと同じかそれ以上に綺麗だよ~!
沖縄のビーチに行ったことないけど、そうなんだ!
K嬢にそう言わせてみせる、日本のガイドブックに全く載っていないチュムポーンのビーチがこちら。こんなに水が透明なことがあるのかと、衝撃を受けた。太ももが浸かるくらいの深さであっても、自分の足元が見えるのだ。それなのに、人はほとんどいない。海遊びなんてしたことがない私は、浸かっているだけでなんだか楽しくなってしまった。
更に、大黒さんに教えてもらいながらSUP(Stand Up Paddleboard)にもチャレンジした。大黒さんの教え方が上手く、あぐら、膝立ち、起立、と段階を踏んでSUPを楽しむことができた。なお、この写真のあと体勢を崩して落水した。落水も含めて、マリンスポーツは楽しい。
ひとしきり遊んだ後、ビーチの前にある『WELL COFFEE』で一息。マスターが豆を手作業で厳選しているという驚異のこだわりっぷりだ。ざざーん、ざざーん...という波の音を聞きながら飲む濃い一杯は、フライトやカオサン通りでの旅の疲れを吹き飛ばしてくれた。なお、WELL COFFEEでの一番人気は『オレンジコーヒー』というもので、オレンジジュースの上にコーヒーを層状に重ねたものだ。とても写真映えするのに写真を撮り損ねてしまった。爽やかな酸味と苦みが、タイの蒸し暑い気候によく合う。
ナーナービーチとイタリア人シェフの店で一息
ひとしきり遊んだ後、大黒さんが取ってくれたホテルに向かう。カオサン通りのようなホテルかと思いきや、ビーチの景観を楽しめる静かな場所にある『ナーナービーチ リゾート』を取ってくれていた。大黒さんのアップダウンの激しいアテンドの虜になってしまいそうだ。この条件で一泊2,000バーツ。日本円にすると1人4,000円だ。タイの物価には驚かされるばかりである。
夕食は、ホテルから歩いて数分のところにある『Le Betole Thai and Italian restaurant』で取った。タイのリゾート地だというのに、イタリア人のシェフがピザを振舞っているというので驚いた。お店一押しのピザと、タイの代表的な料理『ソムタム』をいただいた。ソムタムは青パパイヤをメインにしたサラダで、タケノコのような食感と風味がした。酸味の効いたさっぱりとした味付けとにんにくの風味が、暑い中でも食欲を掻き立ててくれる。
イタリア人のシェフから、味はどう?と英語で聞かれた。It's delicious!と返そうとしたところ、パートナーがBuono!と返した。シェフは嬉しそうにGratch!と微笑んでくれた。とっさにイタリア語でおいしさを伝えるパートナーも、それにちゃんと応えてくれるシェフも粋だ。なお、私たちはこんなにも観光客丸出しなのに、お店の女性に「あなたたちはタイ人か?」と聞かれた。早くもタイに馴染んでいるということだろうか。何にせよ、とても嬉しい気持ちになった。お店の女性に「すごい」という日本語を伝授し、幸福感いっぱいで店を後にした。
まとめ
- チュムポーンのビーチは穴場。
- カオサン通りからのチュムポーンはジェットコースターのよう。
- タイの人々はフレンドリーで優しい。