選択的会社員

うつ、休職を経たアラサーOLが会社員生活の中で感じるひそやかな幸せ

MENU

いつも春のほうがさきに

昨日、おとといと、ほとんど泥のように寝ていた。何もしたくないし、する必要もなかった。唯一したことと言えば、内科に行ったくらいだ。

内科は電車で1駅の場所にあった。調べてみるとさほど遠くもない距離だったので、歩いて行った。歩いている間に、小学校や中学校を3つか4つは通過した。ちょうど子どもたちの帰宅時間と重なったのか、何人かで楽しそうに歩いている子ども、お母さんと嬉しそうに歩いている子どもとたくさんすれ違った。楽しそうな人を見ていると、それだけでこっちも穏やかな気持ちになれるのだから不思議だ。あるいは子どもの持つ特殊なパワーなのかもしれない。

また、梅の花が咲いているのもたくさん見かけた。赤に近い濃いピンクやそれよりは控えめなピンク、また真っ白なものまで。いつの間にこんなに咲き乱れていたのか!とびっくりするとともに、少し前に読んだ”園芸家12か月”という本の一説を思い出した。

人間が気がつくころには、いつも春のほうが先に来ている。

まったくもってその通りだなぁと思う。寒い間にも、植物たちは土の下でじっくりと根を張り、つぼみを膨らませていたというのに、てんで気がつかなかった。花が咲いたという結果だけを見たら、そりゃびっくりするだろう。

来年こそは、春の訪れというやつを経過も含めてじっくり感じてみたい。来年の私よ、頼みましたよ。