選択的会社員

うつ、休職を経たアラサーOLが会社員生活の中で感じるひそやかな幸せ

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休職明け4日目

保健室登校と勝手に名付けている、総務部でのリワークも4日目になる。リワークといっても、仕事を任される訳ではないので読書や調べものに終始している。会社に来て、無事に帰る。それが一定期間できればいいらしい。なので、読書に飽きたらこうやってブログを書いている。

休職してみて思ったことは、会社員ってすげー!これに尽きる。休日より早く起きて、いつもの満員電車に乗り、最低でも7,8時間は働いて、帰る。休職前はごく当たり前と思っていたこの淡々とした毎日の繰り返しが、いかに持続困難なことか。だって、20代前半から60代にかけての約40年間を過ごすには、あまりにもシンプルすぎる。

そう思うと、周りにいる勤続30年のおじさまが急にすごい人に見えてきた。そのおじさまも、何度も会社を辞めようと思ったそうだ。そのたびに社内規定を「熟読」し、退職金がいくらになるか等を計算し、結果的に勤続30年になったと言っていた。おじさまは、「社内規定は熟読しておいた方がいいよ」と嬉しそうに繰り返した。「熟読」という言い回しに、何度でも笑ってしまう。

同じ電車に乗る会社員も、乗り換え駅ですれ違う会社員も、取引先の会社員も、自社の会社員も、みんなすごい。もちろん自分も。全然当たり前にこなせる行為じゃない。この気づきを得られただけで、今はよしとしよう。